体験レポート

マーカーから離しても表示し続けるAR!3Dモデルは回転、拡大・縮小が自由自在!

シーイーシーが提供するMagicAR.plusは、ARのプラットフォーム構築をサポートするSaaS型サービスだ。今回はこのMagicAR.plusの操作方法から、データ登録までを体験してみた。
 まずは、アプリのインストール方法から見ていこう。対応OSは、iOS 5.0以上(iPod touchを除く)とAndroid 4.0(機種限定)。それぞれ、App StoreとGoogle Playで「MagicAR.plus」とキーワード検索して、インストールできる。これらの操作は、通常のアプリをインストールする方法と変わらないため、非常にスムーズに行えた。
 アプリのアイコンをタップすると、MagicAR.plusが起動する。後はカメラをかざしてマーカー画像と重ね合わせると、ARが表示される仕組みだ。
 3Dモデルが表示された際は、画面に直接触れてみると面白い。3Dモデルの移動や回転、拡大・縮小に対応し、指で動かせる場合があるからだ。また、ARは3Dモデル以外にも、フォトフレームなどが表示されるケースがある。中にはYoutubeやWebサイトへリンクされることもあり、実際にマーカーを読み込むまで「何が起こるか分からない」という期待感が高い。
 さらに一度ダウンロードしたARは、マーカーからカメラを離した状態でも、そのまま表示され続ける。通常のARサービスは、マーカーからカメラを離すとARが消えてしまうが、MagicAR.plusは画面中央にARが残ったままだ。この画面をキャプチャして、FacebookやTwitterなどのSNSに投稿するのもいいだろう。

マーカーや3Dモデルの自作にも対応!

プロモーションの用途に合わせて活用できる

このほか、マーカーを自分の手で変更できる点もユニークだ。画面右下のマーカー画像をタップして、好みの画像や風景を撮影。これによって、ARと紐づくオリジナルのマーカーを自ら作成できる。ARとマーカーの意外な組み合わせを探す楽しみがありそうだ。

一方、自作の3Dモデルを、MagicAR.plus上で表示する機能も備えている。操作方法は、3Dポリゴンモデラー「Metasequoia」で作成した3Dモデルを、iTunes経由でスマートデバイスにインストールするだけだ。3Dモデルの自作ユーザー以外にも、ARプロモーションを事前に検証したい場合に活用できるだろう。

MagicAR.plusで3Dモデルを表示した画面。3Dモデルをスライドして移動・回転させたり、ピンチ操作で拡大・縮小することが可能だ
画面外枠にフォトフレームが表示された場合は、カメラアイコンをタップして画像を保存できる。マーカーからカメラを離した状態でも、フォトフレームが残るため、お気に入りの場所で撮影できる点が特徴だ。

クリック操作で簡単・手軽!シンプルな管理画面でスピーディーに登録!

次に、データの登録を見ていこう。登録方法は、MagicAR マスタメンテナンス(管理画面)を開いて、クリック操作するだけ。非常にシンプルなインターフェースとなっているため、実際に5~10分程度ですべての設定が終了したほどだ。この管理画面でさっそく、マーカー情報、モデルデータ情報、表示内容(キャンペーン情報の詳細など)、情報公開日などの情報を登録した。

マーカー情報は、これまでの一般的なARであれば、あらかじめ専用マーカーを用意して登録する必要があるだろう。しかしMagicARは、既存の企業ロゴや商品パッケージを利用できる点が大きく異なる。既存の画像をマーカーに指定できるため、専用マーカーを作成するコストがかからない。さらに画像以外にも、風景をマーカーとして登録できる点も面白い。キャンペーン会場から見える景色を登録しておけば、ユーザー参加型のプロモーションがより盛り上がりそうだ。

モデルデータ情報では、既存のCADデータが登録できた。特に、MagicAR.plus独自の機能である「インタラクティブモード」はぜひ設定しておきたい。これをオンにしておけば、先述したように、3Dモデルの拡大/縮小、移動、回転などが可能になる。ユーザーの関心がより高くなるだろう。

なお、これらのデータ登録は基本的に、シーイーシーが一括してサポートする。つまり、クライアント企業はARのデータを用意するだけで、即時にプラットフォームを構築できるうえ、運用後の保守・メンテナンスまで受けられるのだ。ARを利用したプロモーションをスピーディーに展開したいと考える企業にとって、力強い味方となることは間違いない。

ARプラットフォームを低コストで構築!手軽な運用でARプロモーションをサポート

最後にコスト面について述べておこう。これまでのARサービスは、導入から管理・運用まで多くのコストがかかる点が課題となっていた。しかしMagicAR.plusは、現在市場で提供されている一般的なARサービスよりも価格が低く設定されており、ARに興味を持つ企業であれば、手軽に運用をスタートできる。さらに、流通済みのロゴや画像をマーカーに利用できるため、マーカーの作成コストを削減できる点も大きなメリットだ。あらゆる面からコスト削減をサポートし、ARの裾野を広げるMagicAR.plusの今後に期待したい。